このところ日本列島は急激に寒くなってきており、北国から初雪のたよりが聞かれるようになりました。
冬のシーズンが始まった当初は、冬型事故が多発するので注意が必要です。
さる10月24日午前7時ごろ北海道和寒町の町道で、乗用車が道路左側にはみ出して電柱に衝突し、後部座席に乗っていた男性が死亡する事故がありました。
事故が起こった現場は片側1車線の直線道路で、事故当時は雪が降って路面にはシャーベット状の雪が残っていました。運転していた男性は「前の車を追い越した後、運転不能になりスリップした」と話しています。
この事故を見るまでもなく、冬のシーズン初めには一時的にスリップ事故などが多発します。運転者も夏場の感覚で運転していますし、タイヤも夏用タイヤのままで冬用に履き替えていなかったりするためです。
10月末から各地で降雪が観察され始めます。初雪が降った地域では、早めにスタッドレスタイヤに履き替え、少しでも路面に雪が残っていたら慎重な運転をお願いします。
(シンク出版株式会社 2016.10.31更新)
小冊子「雪道・凍結路の危険をイメージしよう」は、冬道を走行するドライバーに対して、安全な運転方法を指導するのに最適の教材です。
雪道を走行するにあたって、必要な知識が身についているか、また危険な行動をしていないかを「はい」「いいえ」でチェックすることにより、冬道走行の基本を学んでいただくことができます。