さる10月26日午後4時10分ごろ、愛知県一宮市内の信号のない交差点で、トラックが横断歩道を渡っていた小学4年生をはねて死亡しさせる事故がありました。
トラックを運転していた36歳の男性は、「ポケモンGOを使いながら運転した」と供述しており、運転中にプレー制限を解除していたものとみられています。
この事故をみると、運転していたドライバーは車を動かすことが一歩間違えれば人を殺す可能性がある、ということをまったく認識していなかったような気がします。
車を運転中に「ポケモンGO」をするということは、事故を起こす可能性が飛躍的に高まることは周知の事実であり、そういうことを意識していないことは、その結果起こるであろう人を殺すかもしれないという発想が全くないということです。
重さ1トン以上もある鉄の塊を時速40キロ以上のスピードで動かすのですから、歩行者などに当たったら一たまりもありません。車を運転することは、一歩間違えると人を殺す可能性があるということを常に頭に入れて運転してください。
(シンク出版株式会社 2016.11.2更新)
ドライバーのうっかり事故であっても、交通事故の態様によっては鉄道をストップさせたり、大規模な停電を誘発するなど、社会に大きな損害を与える事故が発生することがあります。
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