先日、地元の交通安全協会の事務局を訪ねた時、事務局長が額に湿布薬を貼っていたので、どうしたのか聞いたところ「自宅を出た所で急ブレーキを踏む羽目になって、フロントガラスで打ってしまった」との話でした。
まさか、交通安全協会の事務局長がシートベルトを着用していないはずがないと思いましたが、実はいつも自宅の車庫からバックで道路に出ていて、道路に出たあとは停止しないで徐々に前進しながらシートベルトを締める癖がついていたそうです。
ところが、シートベルトを締めかけた時に隣の家の車庫からバイクが発進してきて、びっくりして急ブレーキで接触は防いだものの、おデコにこぶを作ることになりました。
バックのため後方を見るときにシートベルトを外しているのは仕方ないとしても、前進しながらベルトを装着する癖は非常に危険です。本人も痛い目をみたので「これからは、必ずシートベルトを締めてから発進する」と誓っていました。
皆さんも、このような何気ない運転の癖や習慣がついていませんか?こうした癖の中には事故に結びつく危険なものがありますが、自分ではあまり意識していないのではないでしょうか?今一度、普段の運転について振り返ってください。
(シンク出版株式会社 2016.11.21更新)
運転中に無意識に行う危険な行動や悪い癖などが事故を誘発することがあります。
この自己チェックシートは、日頃の運転を振り返り、48の質問に「ハイ」「イイエ」で答えていただくだけで結構です。
自己採点をすれば、さまざまな運転場面で安全運転を妨げる危険な運転習慣や悪い癖がついていないかを診断することができます。