朝晩の冷えこみが厳しく、運転者の皆さんも身体への負担を感じていると思います。高血圧など生活習慣病の危険を指摘されている方はとくに注意してください。
温かい部屋から急に寒い外気に触れるとヒートショックのため血管が収縮し、血圧が急上昇しやすくなります。このため、脳卒中や心筋梗塞などのリスクが高まります。
寒い朝など、すぐ運転を始めずに運転席で体調は大丈夫かと自問自答する習慣をつけましょう。
さる1月19日午前11時ごろ、東京都内の都道を走行していたタクシーの運転者(50歳代)が一時的に意識を失って車がコントロールを失い、道路左側の歩道に乗り上げて歩行者と接触、最後は電柱に衝突するという事故が発生しました。
幸い歩行者と運転者は軽傷ですみましたが、意識喪失は運転者の疾病が原因と思われます。
こうした健康起因による事故は、時間帯や場所によって大惨事に発展することがありますので、運転者は健康管理に十分な注意が必要です。
「今日はどうも体調が優れない」と感じるときは、無理をしないで少し休憩して様子をみるなど慎重に行動してください。
(シンク出版株式会社 2017.1.30更新)
この小冊子では、ドライバーが健康管理を徹底していなかったために発生したと思われる、6つの重大事故等の事例をマンガで興味深く紹介しています。
事故事例の右ページでは、垰田和史滋賀医科大学准教授(医学博士)の監修のもと、ドライバーとして日々気をつけなければならない健康管理のポイントをわかりやすく解説しています。
ドライバーが健康管理の重要性を自覚することのできる小冊子です。
とくに生活習慣病の心配がある方やプロドライバーの皆さんには、ぜひ読んでいただきたい内容となっています。
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