皆さんも覚えれておられると思いますが、さる2月8日昼過ぎ埼玉県草加市の交差点で、赤信号を無視したトラックが左からきたトラックと激突して歩道に突っ込み、親子がはねられ母親が死亡する悲しい事故がありました。
この事故で、赤信号を無視したトラックの運転者は「ハンドルの近くに携帯電話を置いてナビゲーションシステムを見ていた。信号は見ていなかった」と供述をしているということです。
固定式のカーナビの場合は、ほとんどが左下か左上に設置されています。そのため、そのほうを見ようとすると目線が前方から離れてしまいますので、わき見運転をしているような感覚になりますので、あまり見ることはできません。
ところが、携帯電話のナビ機能を使う場合には、ハンドルの上などに置けば、目線の上下移動だけで前方からあまり目線を離さずに見ることができているような錯覚に陥りやすく、頻繁に見てしまいます。
しかしながら、ハンドルの上にナビを置いても前方から目線を離してわき見運転をしていることに変わりはありません。また、携帯電話のナビは走行中でも操作が可能なため、更にわき見の時間が増えてしまいます。
運転中に携帯電話のナビをつかって運転するのも大変危険な行為です。ときには人の命も奪ってしまうことを自覚して、使用は控えるようにしてください。
(シンク出版株式会社 2017.2.14更新)
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