この冬は予想外に降雪量が多く、屋根の雪降ろしなども大変な地域が多いようです。
多くの雪が降り積もった後に、急に気温が上昇したため、雪の塊が道路上に落下すると、事故に結びつくこともありますので、注意してください。
去る1月16日午前11時ごろ、秋田県大仙市で秋田自動車道を走行中の乗用車に道路の上を通る架道橋から雪塊が落ちて直撃し、車の屋根が損傷、衝撃で運転者の50代男性も首を痛めて、医療機関で治療を受けました。
秋田県の調査によると、同種の事故は過去10年間に同県内だけで60件発生しているということです。
雪塊の落下に気をつけるといっても、なかなか予測することは難しいと思いますが、案内標識の天井や架道橋のヘリ、街路樹の上でたくさんの雪がせり出している場所などは要注意です。
雪が降り積もって翌日気温が上がった日には、落下してくる雪が自車に当たる恐れがあることを念頭に置き、雪塊が落ちても慌てて急な運転操作をしないようにしてください。
また、驚いた前車や対向車が急ブレーキ、急ハンドルを切る恐れがあることも警戒しましょう。
(シンク出版株式会社 2017.2.20更新)
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