先月の1月17日朝、兵庫県姫路市の市道で信号機のない横断歩道を渡っていた集団登校中の小学生の列に車が突っ込み、小学生2名が足を骨折するなどの重軽傷を負う事故がありました。
その後の調べで、車を運転していた男性が体をかがめて運転していたとみられ、「フロントガラスに解氷スプレーをして出発したが、運転していると曇り始め、隙間から前を見ていた」と供述しているということです。
この時期は、朝の冷え込みが厳しく車のフロントガラスが曇り、前方の視界が塞がれて横断歩行者などを見落とす事故が相次いで発生しています。
朝出発しようとしたとき、フロントガラスの外に雪などが凍りついていても運転席の目の前だけを拭いて出発する人がいますが、これは目の前しか見えませんので非常に危険です。
また、車を運転している途中に外気との寒暖の差からフロントガラスが曇ってくることがあります。
そのとき、デフロスターを作動させれば、すぐに取れるだろうとそのまま走行していることがありますが、視界がクリアできるまでの間は危険ですから安全な場所で視界がクリアになるまで待ちましょう。
(シンク出版株式会社 2017.2.22更新)
本作品は、トラック運転者として知っておかなければならない安全運転の基本知識をまとめたDVDです。
車の乗り降りの仕方やハンドルの持ち方などを解説した「運転準備編」と、右折や左折などの運転中の注意ポイントをまとめた「運転実践編」で構成されており、全ての項目(30分)を一度に見ることもできますが、視聴したい項目(1~3分)を選んで見ることもできます。
それぞれの項目は質問形式となっていますので、視聴者は考えながら見ることができ、安全運転のポイントを理解していただくことができます。