さる3月19日午後1時45分ごろ、三重県の伊勢自動車道で故障して走行車線で停止していた普通乗用車に、後ろから来た軽乗用車が追突し、故障した車から路上に降りていた57歳の女性が巻き込まれて死亡する事故がありました。
故障した車を運転していた女性の夫は、「車が故障したので離れて路肩にいたが、妻が何らかの理由で車に戻り事故に巻き込まれた」
と話しています。
この事故で不可解に思うのは、なぜ走行車線に止まっていたかということです。
走行中の車には慣性の法則が働いていますので、突然エンジンがストップしてもある程度の距離は前に進みます。その間に路肩に寄せることはできなかったのかということです。
突然タイヤがパンクしても、その場ですぐに止まることはありませんので、ハンドルをしっかりと握ってゆっくりと路肩に寄せましょう。
滅多にないことですが、走行中突然車が故障して路上に止まらざるを得ないことはあると思います。
万が一そういう事態になったときは、慌てないで出来るだけ安全な場所に移動して止まることを考えてください。
もちろん、故障車の側をうろつかないようにすることも大切です。
(シンク出版株式会社 2017.3.24更新)
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