もうすぐ新学期が始まります。車を運転するときには、新入学児童・生徒の事故防止に努めましょう。
警察庁が最近公表した過去5年間(2012~2016年)の交通事故死傷者分析によると、歩行中は7歳、自転車乗用中は16歳の被害が突出して多いことがわかりました。
同庁は、小学1年になる7歳は行動範囲が広がるために歩行中の事故が増え、高校1年の16歳は自転車通学が増えることで事故にあう確率が高まると分析しています。
歩行中の年平均死傷者は7歳が1564.6人で最多ですが、進級に伴って次第に交通ルールを理解することで事故は減り、12歳は468.8人と3分の1以下に減少します。なお、7歳児事故の時間帯は下校時間や帰宅後の午後3~5時台が53%を占め、登校時間の午前7時台が12%と続いています。
一方、自転車乗用中の死傷者数の年平均は16歳が5638.2人で最多です。このうち65%は登下校中に交通事故にあっています。また、自転車事故は全年齢とも4月~5月に多発する傾向が高まります。
登下校する子どもや高校生の自転車などを見かけたら、スピードを落とし相手が飛出しなど危険な行動をしても対処できるように配慮してください。
(シンク出版株式会社 2017.4.6更新)
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