さる4月17日午前9時すぎ、愛媛県内子町の山あいの道路で、デイサービスの送迎用のマイクロバスが横転し、道路脇の雑木林に突っ込む事故がありました。
事故現場はカーブが連続する道路で、濡れた落ち葉や木の枝などが落ちていたということですので、その上を走行しているときにスリップしてハンドル操作を誤ったものではないかと思われます。
山間部の道路を走行するときに、路面が濡れていて落ち葉や木の枝が落ちていることがあり、うかつにその上を走行するとスリップすることがあります。
道路が直線であれば、濡れた落ち葉でスリップしてもハンドル操作を誤って路外にはみ出したりすることは少ないのですが、カーブが連続する箇所でスリップすると、路外にはみ出したり横転する危険が高くなります。
山間部のカーブが連続する道路を走行するときに落ち葉があれば、まずスピードを落とすことが大切です。そして、その上を通過するときには急なハンドル操作や急ブレーキを避けてください。
濡れた落ち葉を甘く考えてはいけません。雪道と同じようにスリップしやすい路面と考えましょう。
(シンク出版株式会社 2017.4.24更新)
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