さる3月30日午前1時半ごろ、札幌市の市道で軽自動車を運転していた男が歩いていた男性をはねて殺害しようとした疑いで逮捕されるという事件がありました。
警察の調べに対して、運転していた男は「近くのコンビニエンスストア駐車場で、カーステレオの音量を巡って口論になり、その後徒歩で帰宅中の男性を車で追い抜き、急に車を後退させてはねた」と供述しているということです。
深夜のコンビニの駐車場では、車を止めてもエンジンをかけっぱなしにして近所から苦情を言われたり、この事例のようにステレオの音量を大きくして周りの人と喧嘩になるなど、騒音を巡ってトラブルになることが少なくありません。
深夜に車を止めるときに、人家など何もなければエンジンをかけっぱなしにしていてもあまり迷惑をかけることはないのですが、周りに人家があるときには騒音について神経を遣う必要があります。
コンビニの駐車場に限らず、深夜車を止めるときにはエンジンをかけっぱなしにするのはもちろん、窓を開けてステレオのボリュームを上げて音楽を鳴らすなどの行為は絶対に止めてください。
(シンク出版株式会社 2017.5.11更新)
本テキストは、プロのトラックドライバーとして知っておかなければならないマナーとモラルについて解説しています。
運転場面や得意先での対応場面など15事例を収録し、イラストでマナーの悪い例やモラルの低いドライバーの姿を描いています。
これらの事例がどんな問題につながるか、ドライバーが考えて記入する参加型の教材となっていますので、マナーやモラルについて考えるよい機会となります。
また、なぜマナーとモラルが重要なのかを管理者とドライバーの会話形式で解説し、理解しやすい内容となっています。
監修:酒井 誠
(一般社団法人 日本トラックドライバー育成機構代表理事)