さる5月8日午前8時10分ごろ、山梨県富士河口湖町の国道358号のトンネル内を歩いていた男性が、後から来た大型タンクローリー車にはねられ、重傷を負う事故がありました。
事故の現場は、片側1車線で歩道がなく、トンネル内はほぼ直線だったいうことです。
この事故例のように、一般道路のトンネル内では中を歩いていた歩行者や走行していた自転車が、後ろから来た車にはねられる事故がよく起きています。
大きな原因の一つには、トンネル内が暗くて歩行者などが発見しにくい状況があると思います。
加えて、運転者の頭のなかに「こんな狭くて暗いトンネル内に歩行者がいるはずはない」という意識があり、それがさらに発見を難しくしているのではないと思います。
誰でも経験があると思いますが、一般道路のトンネル走行時に対向車が来ているとヘッドライトが眩しく、前方に歩行者などがいてもなかなか発見できません。
一般道路のトンネルを走行するときには、常に前方に歩行者や自転車がいることを意識して運転してください。
(シンク出版株式会社 2017.4.12更新)
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