さる6月6日午後2時すぎ、東北中央自動車道の山形中央インターチェンジで、ETCゲートを通過しようとした貸切バスが、ゲートが開かなかったために急ブレーキを踏み、乗客がケガをする事故がありました。
バスのドライバーは、「ETCカードは装着していたが、ゲートが反応しなかった」と話しているので、バス側かETCレーン側のどちらかの機械に不具合があったのだと考えられます。
しかし、どのような原因があるにしろ、ゲートが開かなくて急ブレーキを踏まなければならないというのは、人を乗せている観光バスとしてはあまり褒められた運転ではありません。
ご承知のように、ETCレーンでは時速20キロ以下のスピードで走行するように指示されていますので、20キロ以下のスピードで走行していたら、たとえゲートが開かなくてもそんなに急ブレーキを踏むことはなく、乗客にケガをさせることもなかったはずです。
ETCレーンでは、カードの未挿入などでゲートが開かなかったり、前車が急に止まることがありますので、十分にスピードを落として慎重に運転してください。
(シンク出版株式会社 2017.6.16更新)
本作品は、トラック運転者として知っておかなければならない安全運転の基本知識をまとめたDVDです。
車の乗降りの仕方やハンドルの持ち方などを解説した「運転準備編」と、右折や左折などの運転中の注意ポイントをまとめた「運転実践編」で構成されており、全ての項目(30分)を一度に見ることもできますが、視聴したい項目(1~3分)を選んで見ることもできます。
それぞれの項目は質問形式となっていますので、視聴者は考えながら見ることができ、安全運転のポイントを理解していただくことができます。