皆さんもご存じのように、先日愛知県新城市の東名高速道路の追越車線を走行していた観光バスが、対向車線から飛んできた乗用車と衝突する衝撃的な映像がテレビなどで放映されて大きな反響を呼んでいます。
バスの乗客に死者が出なくて幸いでしたが、改めて高速道路の追越車線を走行することのリスクの高さを思い知らされたような気がします。
片側2車線の高速道路を走行しているドライバーは、中央分離帯が設置してありますので、それを越えて対向車線から車が飛び出してくることはあまり考えてないと思います。
しかし、実際の事故などを見ていると、対向車線で事故を起こした車が中央分離帯を越えてきたり、外れたタイヤなどが飛んでくることがあります。そのときに、いちばん最初に衝突するリスクが高いのは追越車線を走行している車です。
今回のバスも事故前は走行車線を走行していましたが、前車を追い越そうとして追越車線に出て事故に巻き込まれました。仮に、そのまま走行車線を走行していたら、事故に巻き込まれた可能性は低くなったのではないかと思います。
高速道路では、不必要に追越車線を走行しないほうが無難です。
(シンク出版株式会社 2017.6.19更新)
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