交通事故が起こった時にドアが損傷して開かなくなる危険もあり、このため車両火災などが起こっても乗員が逃げ遅れて、亡くなる場合があります。
去る7月12日に、徳島県鳴門市でトラックと乗用車が衝突して炎上する事故があり、トラックは事故のためドアが開かなくなりました。
そこに、たまたま現場を通りかかった格闘技K-1の選手が、燃えるトラックの窓ガラスを肘で割って、負傷者を間一髪窓から救出することができたということでニュースになっていました。
K-1の選手は肘をガラスで切ったということですが、私達一般人では、おそらく車のガラスを素手で割ることは無理でしょう。
事故だけでなく車が水没した時などもドアが開かなくなる危険があります。こうした事態のために、ガラスを割って脱出する緊急用車載ハンマーがカー用品店などで販売され、シートベルトカッターもついている商品が普及しています。
もしもの備えに用意しておきましょう。
(シンク出版株式会社 2017.7.24更新)
キーワードでわかる
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