最近のニュースを見ていると、深夜に路上に横たわっている人が車にはねられて死亡する事故が多発しています。
さる7月3日午前3時ごろ、名古屋市内でごみ収集車が路上に横たわっていた38歳の男性をひいて足の骨を折るなどの重傷を負わせる事故があり、7月15日午前1時半ごろには、北海道の北見市内で路上に横たわっていた56歳の男性がタクシーにはねられ死亡する事故がありました。
以前にも書いたのですが、真夜中に車を運転していると視界も悪くて遠くまで見通せませんし、ましてや路上に人が寝ているとは思っていないので、何かあると気づいてもすぐには止まれないのが実情ではないかと思います。
しかし、意識のなかに少しでも路上に寝ている人がいるかも知れないと「構えている」のと、「構えていない」とでは反応時間が相当違ってくると思います。
まだまだ暑い夏が続きますので、酔って路上に寝ている人がいるかも知れません。遠くに何か落ちていると感じたらすぐにブレーキを踏んでスピードを落とすとともに、ハンドルで避けて通るようにしましょう。「踏み越えても大丈夫だろう」とは決して思わないことです。
(シンク出版株式会社 2017.7.26更新)
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