さる8月25日、徳島県鳴門市の徳島自動車道で路肩に停車していたマイクロバスに、前方不注視の大型トラックが追突し2人が死亡する事故がありました。
この事故は大々的に報道されましたので、ご存じの方も多いと思いますが、高速道路の路肩で停止することがいかに危険であるかを改めて思い知らされました。
高速道路では、路肩に停車した車に後続車が追突する事故が起きます。そのとき犠牲になるのは、停車した車の周りにいる人と車のなかに残っている人です。今回も死亡した人は、車の外に出ていた運転者と車内にいた学生でした。
バスの後方に三角停止表示板や発炎筒がなかったという報道もあり、路肩に停車する際の続発事故防止のための安全対策がきっちりと取られていたか疑問が残ります。
追突したトラックの運転者は、「前をよく見ていなかった」と供述しており、三角停止表示板などを設置していても事故を防止することができなかったかもしれません。
高速道路では、路肩の車に後続車が吸い寄せられるに追突することあります。路肩に停車したときには、その場に留まらないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2017.8.31更新)
キーワードでわかる
バスドライバー向け教育資料を発行!
「バス運行管理者のための指導・監督ツール」は、2018年6月施行の新指針「旅客自動車運転者への指導及び監督の指針/13項目」に基づいて構成されています。
イラストで図解されたわかりやすい教材で、ワン・ツー・スリーの3つのキーワードで重要ポイントが運転者の頭に残ります。
すぐに現場で使用でき、乗務員指導記録用紙も添付されていますので、指導・監督の記録として保存するのにも最適です。