最近、停車中のトラックが動き出し、止めようとした運転者が死亡する事故が立て続けに発生しました。
8月26日午前11時ごろ、福島県郡山市で積み荷の配送作業のため緩やかな下り坂に停車していたトラックが動き出して塀に衝突し、乗り込もうとした運転者が車体と運転席のドアに腰などを挟まれて死亡しました。
また、28日午後2時すぎには、東京都板橋区で坂道に停車していたトラックが動き出し、運転者はトラックの後ろ側に回って止めようとしましたが、トラックと電柱の間に挟まれて死亡しました。
いずれの事故も、下り坂になっている場所に止めていたトラックが動き出したもので、サイドブレーキをかけていなかったか、かけ方が甘かったなど駐車する際の措置が甘かったのではないかと思われます。
車を止めるときに道路が平坦に見えると、サイドブレーキを引かなかったり駐車措置に対する意識が甘くなったりすることがあります。平たく見えても意外と下っている場所がありますので、サイドブレーキなどを絶対に忘れないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2017.9.1更新)
キーワードでわかる
トラックドライバー教育資料Part3を発行!
「運行管理者のためのドライバー教育ツール Part3」を刊行しました。
平成29年3月12日施行の「貨物自動車運転者への指導及び監督の指針/12項目」に基づいて構成されています。
part1・2同様にイラストで図解されたわかりやすい教材です。すぐに現場で使用でき、乗務員指導記録用紙も添付されていますので、指導・監督の記録として保存するのにも最適です。