年末年始やお盆、ゴールデンウィーク等、移動する人が多い時期に高速道路の渋滞情報が発表されますが、渋滞するところはだいたい決まっています。
その典型的な地形としては、上り坂になっていてその先にトンネルがあるような場所です。
上り坂になっている場所では、運転者の技量や乗っている車両の性能などによってスピード差が生じやすくなります。
上り坂でスピードが落ちた車がいて、後ろの車がスピードを出して近づき過ぎると、とっさにブレーキを踏みます。
すると、その後ろにいる車も反射的にブレーキを踏みますので、後続車もブレーキを次々と踏んで、車列のスピードがどんどん落ちて渋滞が始まるのです。
上り坂の先にトンネルがあったりすると、その入口付近でも心理的な不安から少しアクセルを緩める人がいたりするので、車両ごとのスピード差が顕著になり、ブレーキを踏む車が増えてスピードが落ちていくのです。
高速道路で上り坂では、スピードの落ちた車がいても車間距離を詰め過ぎないように注意して走行してください。
(シンク出版株式会社 2017.9.13更新)
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