このほど、警察庁が発表した平成29年上半期の交通死亡事故分析資料によりますと、日没前後1時間の「薄暮」時に発生する死亡事故が増加する傾向にあるので注意が必要です。
この分析資料によると、死亡事故は1日のなかで日没時刻と重なる17時台~19時台に多く発生しており、なかでも日没時刻が18時以前となる10月以降の薄暮時間帯に多く発生する傾向にあります。
平成24年~平成28年の5年間に発生した「薄暮」時の死亡事故を月別にみますと(右図)、1年で一番少ない5~7月の平均件数は約133件ですが、10~12月は約344件と急増しており、約2.6倍も高くなっています。
薄暮時間帯の死亡事故は、「自動車対歩行者」による事故の割合が高く、いずれも65歳以上の高齢歩行者が死亡するケースが多くなっています。
これからどんどん日が暮れるのが早くなります。早めにヘッドライトを点灯するとともに、必要に応じて上向きライトを使用しましょう。
(シンク出版株式会社 2017.9.21更新)
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