最近、イノシシや鹿などの野生動物が町中で目撃される例が増えています。
さる10月7日午後2時半ごろに富山県南砺市内で、イノシシが走行中の軽乗用車や大型トラックに衝突する事故が発生しました。
10日未明にも富山市内の県道で3頭のイノシシが道路を横切り乗用車と衝突しました。
富山県の事故でけが人は出ませんでしたが、イノシシを目撃した住民は多く、警察では警戒を呼びかけています。
また10月9日には、栃木県鹿沼市内で野生動物と衝突して転倒したと見られるバイク運転の新聞配達員が、死亡して発見されました。
一般に、秋の訪れとともに野生動物と車の事故が増えると言われています。
動物たちは冬を迎えるため食料の確保に大忙しで、活動が活発になるためです。最近は農村の高齢・過疎化が進み里山管理が行き届かず、人里の道路に出てくる野生動物が増えていることもあって、動物との事故が多発しています。
狸など小動物の場合、車両被害は小さいのですが、シカやイノシシ・クマなどに衝突すると大きな損傷を受けることがあります。ただし、無理に避けようとして急ハンドルを切ると、対向車線や道路外に逸脱して事故の被害が大きくなる恐れもあります。
動物の飛出しにあっても慌てずに、ブレーキを主体にして被害を軽減するように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2017.10.16更新)
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