以前にも朝礼話題で紹介したと思いますが、堤防道路を抜け道のため走行するのは危険ですから慎んでください。
さる10月15日午後6時10分ごろ、石川県白山市・手取川の堤防道路で、34歳の女性が運転する軽乗用車が、ランニング中の男性3人をはね、1人が死亡し2人が重傷を負う事故が発生しました。
現場の道路は人と車がやっとすれ違えるほどの幅員しかなく、地元の人は「抜け道に使う車がスピードを出すので怖い」と以前から不安を覚えていたとのことです。
死亡事故を受けて金沢河川国道事務所は2日後に事故現場を含む2キロ区間を車両通行禁止としましたが、遅きに失した感があります。
皆さんも、信号や交差点がなく便利に感じて堤防道路を抜け道として使う機会があるかもしれません。しかし、夕方や夜間などは街灯がないため歩行者や自転車を見落とす危険が大きく、歩道や路側帯がないので少し操作を誤るだけで事例のような事故を起こしやすい危険な道路です。
速度を出しすぎた車の自損事故も多発しています。
堤防道路から出入りする場所へ行くなどやむを得ない事情がない限り、走行しないように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2017.10.23更新)
小冊子「悪条件下における事故防止のポイント」は、運転中に遭遇する「トンネル」「雨天」「夜間」「渋滞」「堤防道路」「山間部」といった悪条件下における事故防止を狙いとした教育教材です。
それぞれの運転場面における注意すべきポイントを簡潔にまとめていますので、悪条件下における事故防止のポイントを簡単に理解していただくことができます。