朝晩の冷え込みから、風邪をひく人も増えているようですが、風邪薬の中には服用後に眠気を誘うなど、運転への影響が出る薬剤が含まれている場合があるので気をつけましょう。
風邪薬に限らず、さまざまな病気の治療薬の中には、服用すると眠くなる成分が含まれていることがあります。
さる8月2日、佐賀県警の護送車がトレーラと正面衝突して護送中の容疑者が死亡した事故の原因は、県警職員の居眠り運転であることが判明しました。
この職員は、病院から処方された病気の治療薬を服用していたのですが、副作用のため数秒間居眠りをして対向車線にはみ出し、護送車がトレーラに突っ込みました。
職員が、眠気が生じる副作用があると認識しながら薬を飲んで運転していたことが判明したことから、このたび佐賀県警は過失運転ではなく危険運転致死傷罪容疑でこの職員を書類送検しました。
皆さんも、医師から薬を処方されたときには、眠くなるなどの副作用がないかを確認し、副作用があることを知ったときは運転を控えるようにしてください。
(シンク出版株式会社 2017.11.8更新)
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