最近、走行中の車が飛び出してきた動物と衝突する事故が目につきます。
さる11月3日の午後6時55分ごろ、岩手県北上市の東北自動車道で、走行中の乗用車が飛び出して来た鹿をはねて停止し、後続車4台が絡む事故がありました。
走行中に急に鹿などの動物が飛び出してくると、衝突を避けるのは難しいときもあると思いますので、野生動物が飛び出してきそうな場所を走行しているときには最大限の警戒をしておかなければなりません。
たとえば、夜間に山間部を走行しているときには、「動物注意の警戒標識」に注意し、スピードを落として走行するとともに、動物の目はライトに照らされると光るので、対向車がいないときには、上向きにしておけば発見しやすくなります。
そして、野生動物に遭遇したときには、急ハンドルで避けようとしないで、まずはブレーキを踏んでください。ブレーキで回避できない場合は、よほどの大型動物でない限りまっすぐ衝突するしかありません。
ブレーキでスピードを落とせば落とすほど、衝突しても被害は小さくなります。
(シンク出版株式会社 2017.10.26更新)
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