皆さんの記憶にも新しいと思いますが、さる8月25日午後5時ごろ、徳島県鳴門市の徳島自動車道の路肩に止まっていたマイクロバスに大型トラックが追突し、車外に出ていたバス運転者と車内にいた高校生を死亡させた事故がありました。
11月9日に開かれた初公判で検察は、トラックの運転者は「まぶたを閉じそうになるほどの眠気に襲われていた」が運転を継続し、事故現場に至るまでに途中のサービスエリアなど4か所で休憩を取ることができたと指摘しました。
以前、話を聞いた長距離ドライバーは「眠気に襲われ一瞬意識が飛ぶことがあるが、それでも1回目は何とか我慢して運転しているが、2回目になるとさすがに運転するのは限界だと思い、仮眠をとるようにしている」という話していました。
事故を起こしたドライバーも、強い眠気を催した時点でどこかのサービスエリアで休憩を取っていたら、この事故はなかったのではないかと思います
強い眠気に襲われたときには、人間の意思で眠気をコントロールすることは不可能です。すぐに仮眠を取るようにしてください。
(シンク出版株式会社 2017.11.15更新)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)によって、運転者が突然の居眠運転に陥り死亡事故が繰り返し発生するなど、社会問題となっています。
本作は睡眠時無呼吸症候群の症状の解説から始まり、実際の運送会社で実施されているスクリーニング検査の方法などを紹介しています。
SASに罹患した場合の精密検査や治療法にも触れていて、不安を持つ運転者にも納得の内容となっています。