このたび、内閣府の世論調査によって運転中に携帯電話・スマートフォンを使用する「ながら運転」の経験者が4割近いことがわかりました。
今年8~9月にかけて1,911人に実施した調査によると、約37%の698人が走行中や停車中にながら運転の経験があると答えました。
スマートフォンや携帯電話で通話をしたり、画面をじっと見たりした経験について、「スピードに関係なく走行中」が135人、「渋滞などゆっくり走っている時」が113人、「信号待ちなど停止中」と答えた人が450人でした。
多くは停止中の使用ですが、1,911人のうちペーパードライバーなど普段は運転しない人の523人を除くと、実質的にドライバーのほぼ半数が「ながらスマホ」などの経験があることになります。
利用目的で最も多い回答は「電話やアプリ通話に出るため」の47.7%。次いで「メールや通信アプリのメッセージ確認」の44.8%、「電話や通信アプリの発信元確認」44.7%の順でした。
警察庁によると、「ながら運転」による事故は年間約2千件発生し、死亡事故も30件近くに上っています。
くれぐれも、運転中は携帯電話などを手の届かない場所にしまって使用しないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2017.11.20更新)
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