年末が近づき交通量が増えたせいでしょうか、交差点における右折時の事故報道をよく目にします。
・2017年11月17日午前11時過ぎ、岡山市の県道交差点で軽乗用車と右折しようとした乗用車が衝突し、軽乗用車の後部座席に乗っていた生後8か月の女の子が重体になっています。
・11月21日午前9時過ぎ、長野県松本市内の交差点で直進乗用車と右折しようとした軽乗用車が衝突、乗用車ははずみで道路脇にある歯科医院の1階部分に突っ込みました。
・同じく21日午前11時頃、岐阜県海津市で駐車場に入ろうとして右折横断した軽乗用車と直進の大型トレーラが衝突し、軽乗用車を運転していた85歳の女性が死亡しました。
すべて直進車が優先とは限りませんが信号の変わり目などには停止しない直進車も多く、右折しようとした運転者の対向車線に対する安全確認が不十分だったものと考えられます。
早く右折したいと焦っているときなど、対向車の速度を自分に都合の良いように遅く見積もったり、右折先の状況が気になって対向車が停止せずにやってくるのを見落とす危険があります。
落ち着いて対向車線などの状況を確認し、対向車がいなくなってからゆっくりと右折するように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2017.11.28更新)
本ハンドブックは物流技術研究会で培われてきた安全運転のノウハウやトラックドライバーとして必要な知識を、国土交通省告示の「指導・監督の指針」に基づいて(危険物を運搬する場合に留意すべき事項を除く)、イラストや図解を中心にまとめています。
本改訂版では平成29年3月に改正された「指導・監督の指針」に対応し、「運転支援装置の役割を正しく知る」を新たに加えました。
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