先日、シートベルトを着けなくても警告音が鳴らないようにする部品を販売目的で持っていた業者を、千葉県警が車の違法改造を手助けしたとして道路運送車両法違反(不正改造の禁止)の幇助(ほうじょ)容疑で送検したという報道がありました。
この部品は「シートベルト警告音キャンセラー」と呼ばれており、これをシートベルトの差し込み口にはめ込むと、シートベルトを着用しなくても、警告音が鳴らなくなるというものです。
インターネットなどでは、こうした種類の部品が多く売られており、「助手席に荷物を載せてもシートベルトの警報音を解除できます」などという触れ込みで販売されていますが、そもそも助手席に荷物を積む機会はそんなには多くはないと思います。
こうした部品を購入する人は、ちょっと車を動かすときにシートベルトを着用しないと警報音がなってうるさいと感じたりするのでしょうが、車を動かすときにはまずシートベルトを着用していることが基本ですので、こういう考え方はあまり褒められた運転態度ではありません。
たとえ短距離の移動でも事故は起こります。その際にシートベルトが非着用であれば被害は大きくなります。車に乗ったら必ずシートベルトを着用するようにしてください。
(シンク出版株式会社 2017.11.30更新)
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