朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。北国ではすでに降雪をみた地域が多いと思いますが、スリップ事故も発生しています。
さる11月25日午前9時半ごろ、岩手県八幡平市の県道で高齢者8人を乗せた介護施設のワゴン車が、凍結した路面でスリップして路肩の縁石に当たり、歩道をはみ出して道路脇にある土地に横転、高齢者3人がけがをしました。
現場は緩やかな右カーブで当時は路面の凍結がとけ始め、滑りやすい状態だったということです。
また、さる11月23日午後0時30分ごろ、新潟県上越市内の国道253号の緩やかな右カーブとなっている橋の上で車両を積んだトレーラがスリップし道路左側の欄干に衝突して突き破り、車両1両が下の川へ転落しました。
トレーラは夏タイヤで走行していて、橋の路肩には雪が残っていたので路面の一部に凍結があったものと考えられます。
この時期はまだ昼の気温が上昇し過ごしやすい日がある反面、場所によっては凍結などが起こりやすくなっています。早めに冬用タイヤに履き替えて、カーブなどでは速度を落として慎重に走行してください。
(シンク出版株式会社 2017.12.1更新)
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