最近、前の車をパッシングしてあおるなどの危険な運転のニュースが多くなりました。
そのため警察庁では、車を使ってあおったり暴行事件を起こすなどした運転者に対し、交通違反による点数の累積がなくても最長180日間の免許停止して、同様の危険運転を防止するように全国の警察に指示したという報道がありました。
免許停止処分などについては、違反行為にかかる合計点数によって行われるのが一般的です。
しかし、こうした人以外にも覚醒剤や麻薬の使用者や車を使って交通に危険を生じさせた運転者については、将来的に事故を起こす恐れがある「危険性帯有者」として、交通違反による点数の累積がなくても免許停止の行政処分を科すことができることになっています。
後方から追い上げたり、急な割り込みをしたり、幅寄せなどをして交通トラブルになったりすると、最悪の場合は免許停止処分になることがあります。
怒りにまかせて他車をあおったりする運転は、絶対にしないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2017.12.22更新)
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