交差点を左折するときには、左後方からくる自転車や歩行者などにかなりの神経を遣いますよね。
事故防止のためには、安全確認をしすぎるということはないのですが、あまりにも意識が一方に偏ってしまいますと、もう一方の見落としにつながってしまいます。
さる1月6日午後2時45分ごろ、東京都品川区の交差点で自転車に乗って横断していた専門学校生が、左折してきたダンプカーにはねられ全身を強く打って死亡する事故がありました。
ダンプカーの運転者は「左折時の巻き込みに気を取られ、右側の注意を怠った」と供述しています。
左折時、横断歩道の右側から来る自転車などは比較的視覚に入りますのでチラッと見る程度の安全確認ですませる人がいるのですが、遠くにいる自転車などは意外と早くやってくることがあります。
左折するときは、左後方の安全確認をすることは重要ですが、右前方から横断してくる自転車などにも注意を怠らないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2018.1.19更新)
「軽く考えていませんか?自転車事故!」は、四輪車が自転車と衝突する事故の代表的な事例を6つ取り上げています。
事例ごとにドライバー、自転車利用者の双方にどのような過失があったかを考え、どのような不安全行動が事故に結びついたかを理解することができます。
ドライバーの対自転車事故防止教育に最適です。
また、自転車通勤の従業員など自転車利用者教育にも活用できる教材です。