最近の寒波に伴い、大雪に見舞われる地域が多くなっています。
歩道や路肩に雪が振り積もり、歩きやすい車道を通行する歩行者などが車にはねられる事故も発生しています。
さる1月16日午後10時20分ごろ、石川県能美市内で、自転車を押しながら車道の左端を歩いていた30歳の男性が、後ろからきた乗用車にはねられ死亡する事故が起こりました。
現場の道路には歩道もありましたが、事故当時は除雪で積み上がった雪山によって歩道が通りにくい状態となっていたため、男性は車道の端を歩いていたようです。
現場は道路照明や街灯のない暗い場所で、霧によって視界が悪い状態だったため、運転者は男性に気づくのが遅れものと思われます。
「まさかこんな寒い夜に雪の中を歩く人などいないだろう」と考えるのは禁物です。
大雪の日は、車道上に歩行者や自転車がいることを予測し、路肩などに気を配ってください。
また、少しでも気になる動きが見えた場合は減速するように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2018.1.22更新)
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