さる1月7日午後7時ごろ、岐阜県笠松町の堤防道路を走行していた自転車が後ろから進行してきたワゴン車が追突され、自転車に乗っていた男性が死亡する事故がありました。
ご存じのように、川の両側に設置してある堤防道路は、本来は洪水を防ぐものです。ですから、ガードレールや道路照明などの施設も十分ではなく、昼間はともかくとして夜間になると見通しは極めて悪くなります。
一方、堤防道路を利用している自転車などは、路肩部分もあまり広くないことから、道路端を通っていると堤防下へ転落するおそれもあり、どうしても道路の中央寄りを走行しがちになります。
そのため、運転者が少しでも油断していると、自転車を見落としてしまいます。
夜間、堤防道路を走行するときは、見通しが悪いことを頭に入れ、積極的にヘッドライトを上向きにして、自転車や歩行者の発見に努めてください。また、堤防道路は下から上がってくる歩行者などもいますので、そういう人にも十分に注意しておきましょう。
(シンク出版株式会社 2018.2.2更新)
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