このところ西日本などでは気温が上がり、雪道などを走行する機会はなくなったと、冬用タイヤから夏用タイヤへ交換した人もいるかもしれません。
しかし、東北などの積雪が多い地域では、路面に雪がなくても路肩には大量の雪が残っており、引き続き冬用タイヤでの走行を呼びかけています。
というのは、路肩の雪が昼間の暖かさで解け出して路面に流れ出し、朝方や夜間などに気温が下がったときに路面が凍結してスリップする危険があるからです。
とくに、山間部やトンネルの出入口、橋の上など、雪解けの水が流れていて日が当たらない場所では、気温が下がった日には凍結しやすくなっていますので、十分な注意が必要です。
これから確実に春に向かっていくとは思いますが、だからと言って早急に夏用タイヤに換えるのは危険だと思います。
4月に入っても雪が降る地方もありますので、確実に路面凍結の可能性がなくなるまで、冬用タイヤのままで安全走行を心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2018.3.22更新)
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