リコールが通知されていた車を放置していると車検が通らないケースがあることをご存知でしょうか。
すべてのリコールが対象ではありませんが、保安部品のような「車検検査該当項目」リコールの場合、そのままでは車検が通らないことがあります。
もちろん、ディーラーなどに車検を依頼する場合、リコール案件を周知していてその機会に部品交換をすればよいことは多いのですが、最近話題になっているタカタ製のエアバックの場合は問題です。
リコール改修をしなければ異常破裂する危険性が高いので、対象車両は5月1日以降は車検が通りません。
しかし、未改修のため車検で通さない措置の対象車両が84万台(2018年3月末時点)も残っていますので、エアバックを交換しようとしてもすぐに交換が実施できない場合も想定されます。
あなたのマイカーは大丈夫でしょうか? 国土交通省は対象車種掲載のリーフレットを配布して改修を呼びかけています(年式、グレード等で対象外の可能性もあります)。
今回の措置の対象となっていないかどうかの確認は、自動車メーカーに問い合わせるか、「車両リコール状況」検索システムを活用しましょう。
(シンク出版株式会社 2018.5.1更新)
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