さる5月2日午前8時すぎ、長野市で駐車車両を避けようとした路線バスが対向してきた自転車が衝突し、自転車に乗っていた男子高校生がけがをする事故がありました。
自転車が対向してきたということは、自転車は右側通行をしていたということですが、それが道路交通法に違反した行為であることは明らかです。
しかし、交通の現場には交通ルールを守る自転車はむしろ少なくて、交通ルールを守らない自転車のほうが圧倒的に多く存在していますので、ルール無視の自転車との事故をいかに防ぐかを常に考えておかなければなりません。
車を運転していて前方の駐車車両を避けようとして右に寄って前に出たところ、この事例のように違反した自転車が対向してくることはよくあります。
駐車車両の死角に隠れて自転車の存在が見えないことがあり、発見が遅れると事故につながってしまいます。
駐車車両を避けるときは、対向してくる自転車の存在を予測しておきスピードを落としていつでもブレーキを踏む準備をしておきましょう。
(シンク出版株式会社 2018.5.11更新)
冊子「軽く考えていませんか?自転車事故!」は、四輪車が自転車と衝突する事故の代表的な事例を6つ取り上げています。
事例ごとにドライバー、自転車利用者の双方にどのような過失があったかを考え、どのような不安全行動が事故に結びついたかを理解することができます。
ドライバーの対自転車事故防止教育に最適です。
また、自転車通勤の従業員など自転車利用者教育にも活用できる教材です。