さる5月19日午前9時半頃、青森県おいらせ町の道路を走行していたバスが横転して道路脇に転落する事故がありました。
現場はガードレールのない片側1車線道路で、バスには地元の高校のサッカー部員らが乗っており、警察ではバスが対向車を避けようとしてハンドル操作を誤った可能性があるとみています。
また、5月19日午前6時前には、福岡県那珂川町の国道で乗用車が対向車線にはみ出し路線バスと正面衝突する事故がありました。
双方の事故ともに、比較的見通しの良い場所でセンターラインをはみ出しています。
対向車線が見えないような見通しが悪い場所では、センターラインをはみ出すと、いつ対向車が来るかわからないので慎重に運転するのですが、見通しが良い場所ではつい油断してしまい、オーディオを触ったりしてわき見をしがちです。
そのとき、少しハンドルが曲がり気づかないうちに対向車線にはみ出すことはよくあります。
対向車線にはみ出すと事故のリスクは飛躍的に高くなります。とくに、見通しの良い道路が続くような場所では、わき見など絶対にしないでください。
(シンク出版株式会社 2018.5.24更新)
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