さる5月23日午前10時ごろ、福島県いわき市の交差点で赤信号を無視した観光バスが、左から走ってきた自転車と衝突したあと、軽トラックと出会い頭に衝突する事故がありました。
バスの運転者は「考えごとをしていて、信号に気づかなかった」と供述しているということです。
通常では、交差点の赤信号に気づかないことはほとんどないのですが、運転者の意識が運転以外のことに集中して「漫然運転」に陥ってしまうと、「信号を見ているようで見ていない」という状況に陥ってしまいます。
漫然運転に陥る背景としては、仕事の緊張感から解放されたときがあります。
今回の事故も、福島第一原発まで作業員を送るため3往復したあと会社に戻る途中で、いわゆる「回送運転」中の事故でした。
誰でも運転以外のことを考えて運転することはありますが、考え事に集中すると「漫然運転」に陥ってしまいます。
運転中に、他の事を考え出したら「運転以外のことは考えない」と口に出して言ったりして、運転に集中し他のことに意識が向かないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2018.5.31更新)
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