今年の梅雨入りは各地とも例年以上に早かったようです。気象庁は、台風の北上などが影響して、梅雨の始めから局地的豪雨が降る地域もあるという予報を出し、警戒を呼びかけています。
大雨警報が出た場合や長時間雨が降り続いた場合は、とくに川沿いの道路、高架下のアンダーパス道路などを走行するのは避けてください。
さる6月6日夜8時頃、広島県の安芸太田町の国道191号で道路脇の崖が崩れて走行中の乗用車が巻き込まれ、国道のすぐ下を流れる川に転落しました。この事故で、車は完全に川に沈み、運転していた57歳の男性が死亡しました。
現場付近では5日夕方から6日夕方ごろまで雨が降り続け、午後8時までの24時間に50ミリ、12時間では13ミリの雨を観測しています。このときは警報が出ていたわけではありませんが、長時間に渡って雨が続くと、地盤が緩み崖崩れや路肩崩壊などのリスクが高まります。
雨の日は不要不急の車による外出は避けて、やむを得ず出かけるときにも経路を慎重に選びましょう。
(シンク出版株式会社 2018.6.11更新)
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