皆さんはバス停に停車しているバスを追い越したり隣の車線から追い抜くとき、バスの前を横断する歩行者の存在を意識していますか?
バスを降りた乗客のなかには道路の反対側に行く人もおり、停車しているバスの前を横切ることがあります。
さる6月11日、高知市春野町の県道で路線バスで登校していた小学4年生の男子児童が、バスを降りて停車中のバスの前にある信号機のない横断歩道を渡っていたところ、バスを追い越す形で走ってきた軽自動車にはねられ、頭などを強く打って、意識不明の重体となっています。
横断歩道の手前で停止している車の側方を通過する場合は、その直前で停止して安全確認をする義務が道路交通法で定められています。事故を起こした軽自動車の運転者はそのルールを無視しただけでなく、バスの前を横断する乗客を予測する意識もまったくなかったものと思われます。
横断歩道の手前はもちろん、普通のバス停であっても、バスの横を通過するときには徐行か一時停止をして安全確認を徹底しましょう。
(シンク出版株式会社 2018.6.13更新)
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