さる6月8日午前7時半ごろ、大分市内の交差点を直進していた路線バスが、横断歩道を渡る歩行者に気づいて急ブレーキをかけ、乗客3人がケガをする事故がありました。
バスにはドライブレコーダーが搭載されており、映像を確認したところジョギング中の歩行者が赤信号の横断歩道を渡っている様子が映っていたということで、歩行者の信号無視が事故の原因と見られています。
最近の健康ブームで多くの人がジョギングをしているのですが、ジョギング中に赤信号で停止するとそれまでの走行リズムが崩れるためか、信号を守らない人を結構見かけます。
車を運転している人は、赤信号なので当然歩行者は停止してくれると思っているのに対して、ジョギング中の人はリズムを崩したくないので無理をして渡る、このギャップが事故に結びついているのではないでしょうか。
ジョギングをしている人は元気もよく分別がありそうなので、信号を無視することはないと思いがちですが、「信号無視をすることもある」と予測して注意を怠らないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2018.6.15更新)
■2018年6月改正新指針に準拠
バス運転者に指導する際の資料として、イラスト3点セットの「運転者用資料」を39枚収録した指導教材です。
言葉だけでは伝わりにくい安全運転のポイントを漫画とイラストで具体的に解説し、3つのキーワードで印象づける内容です。
点呼時やドライバーミーティングなどの短い時間でも、運行上の危険や安全運転ポイントを指導することができます。
2018年6月に公布された一般バス事業者のための指導監督指針11項目、貸切バス事業者向け2項目の指針全13項目に準拠し、教育記録簿用紙も添付しています。