最近、道路上にある落下物に衝突して車が炎上するケースが目立っています。
今年の4月26日、大阪市内を走行していたタクシーがトラックの荷台から落下したガソリン携行缶に衝突して約40m引きずって炎上する事故がありました。
他車のドライブレコーダーには、タクシーの真下で火花が散り始めた約5秒後に爆発したように炎が拡がる様子が映っており、摩擦による火花がガソリンに引火したとみられています。
また、今年3月には徳島市の国道でタクシーが路上のマットレスを約1キロ引きずって炎上する事故がありましたが、原因はマットレスのバネが摩擦で燃えたとものとみられています。
前方に落下物を見つけても、小さいものや柔らかそうなものはそのまま踏んで行くことがあるのですが、金属片がガソリンタンクに刺さったり、引きずったりして摩擦による火花で引火することもあります。
路上にある落下物を見つけたら、まずスピードを落として避けるようにして、安易に踏まないようにしてください
(シンク出版株式会社 2018.8.9更新)
高速道路では、路上の落下物による思わぬ重大事故が後を絶ちません。
本作品では、高速道路で発生したある死亡事故を図解や実験映像で検証しながら、高速道路での落下物事故防止を強く訴えます。
周りの人々の安全はもちろん、自らの命や財産を守るためにも、こうした予期しない事態に対処する方法を知っておく必要があります。