さる8月20日午後3時半頃、佐賀市の市道でバックしていた普通トラックが、近くに住む4歳の幼稚園児をはねて死亡させる事故がありました。
事故の現場は住宅街の道路で、トラックは行き止まりの道路をバックで戻る途中だったということで、幼稚園児は一人で歩いていたということです。
住宅街の道路では、行き止まりになっている箇所がありますが、荷物の配達や介護サービスなどで、どうしてもその道路を走行せざるを得ないことがあります。
そういう道路では、当然その場で方向転換はできませんから、大きな道路までバックで出ることになります。
一方、行き止まりになっているような道路では、滅多に車は入ってきませんから、そこに暮らしている住民としては、車に対して無警戒なところがあります。
大人ならまだしも、この事例のように幼稚園児となるとまったく注意していないと思います。
仕事などで住宅街の行き止まりの道路に入ることがあると思いますが、そこでバックするときにはこれ以上にないくらいの安全確認をするようにしてください。
(シンク出版株式会社 2018.8.31更新)
本作品は、子ども高齢者、自転車などの想定外の動きによって発生した交通事故を、ドライブレコーダーの映像を交えながら紹介しています。
子ども、高齢者、自転車それぞれの行動特性を解説し、模範運転と安全運転のポイントを理解することができます。