さる8月30日、横浜市西区の交差点で市営バスが横断歩道上に停車したところ、バスの後方から横断しようとした小学5年の女児が対向車線を走行していた軽ワゴン車にはねられ死亡する事故がありました。
事故の現場は幅員6mの道路で、バスは停留所の位置の関係で約4mの横断歩道を塞ぐ形で停車していました。
降車した女児は、バスの後方から横断しようとして、対向車線を走ってきた軽ワゴン車にはねられたものです。
ドライバーなら、前方にバスが停車していて、そのバスを追い抜くときにはバスの前方から横断してくる歩行者に十分に注意するということは、ある程度常識と言えます。
ところが、この事例のように反対車線にバスが停車している場合、バスの後方から横断してくる歩行者に対しては、あまり注意が向かないという人が少なくありません。
幅員の狭い道路を走行しているとき、対向車線にバスが停車している場合には、バスの死角から横断してくる歩行者に注意を怠らないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2018.9.5更新)
■2018年6月改正新指針に準拠
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2018年6月に公布された一般バス事業者のための指導監督指針11項目、貸切バス事業者向け2項目の指針全13項目に準拠し、教育記録簿用紙も添付しています。