さる８月31日午前３時35分ごろ、栃木県の東北自動車道で路面補修工事用のコーン標識を回収していた作業員が、バックしていた作業用トラックにひかれて死亡する事故がありました。

　事故当時、工事終了に伴ってコーン標識を回収中で、作業員がバックするトラックにコーン標識を積んでいたところ、ひかれたものです。

　どのような状況で作業をしていたかなど、詳しい事故状況は定かではないのですが、後退中のトラックにひかれたということは、作業員が後退するトラックの進路上にいたことは間違いないと思われます。

　バックする車を誘導するときに、誘導している人がひかれることもありますが、こうしたケースでも誘導員が進路上にいて、運転者がアクセルとブレーキを踏み間違えたりすることが大半です。

　バックする車は、スピードコントロールも難しく、後方視界も見えにくい状況です。絶対に、バックする車の進路上に立って作業などをしないようにしてください。

（シンク出版株式会社 2018.9.7更新）

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