交差点で右折待ちをしていて、対向車が途切れないとイライラすることがありますね。
でも、そんなとき、強引な右折をすると対向車にブレーキを踏ませることになります。
相手がブレーキを踏んでも接触せずに行ければいいと安易に考えると、非接触の交通事故を誘発することがあるので注意してください。
さる9月12日午前8時ごろ、北海道の国道交差点で乗合バスが乗客約35名を乗せて直進しようとしていたところ、対向車が急に右折を開始したため、バスの運転者が急ブレーキをかけて対向車との衝突は何とか回避できましたが、車内の乗客1人がブレーキの反動で転倒し、重傷を負いました。
直進優先なので対向車線の右折車が待つだろうとバスが直進してきたところを、対向右折車がギリギリ行けるだろうと自分勝手な考えから、無理な右折をしたものと思われます。
バスだけでなく対向直進車がバイク等の場合は、急ブレーキを踏めばスリップ転倒の危険があり、対向車がトラックの場合は荷物事故となる可能性があります。
くれぐれも、無理な右折はしないように心がけましょう。
(シンク出版株式会社 2018.9.26更新)
■2018年6月1日改正の新指針に準拠
「バス運行管理者のための指導・監督ツール」は、運転者に指導する際の資料として、「運転者用資料」を39枚収録した運行管理者のための指導教材です。
言葉だけでは伝わりにくい安全運転のポイントを漫画とイラストで具体的に解説し、3つのキーワードで印象づける内容です。
点呼時やドライバーミーティングなどの短い時間でも、運行上の危険や安全運転ポイントを指導することができます。
2018年6月に公布された一般バス事業者のための11項目、貸切バス向けの2項目の指針13項目に準拠し、教育記録簿用紙も添付しています。