さる8月26日午前7時ごろ、静岡県東伊豆町の国道 135号で、乗用車が前を走行していた観光バスを強引に追い抜いた際、乗用車を避けようとした対向車と衝突する危険を感じたバスの運転者が急ブレーキを掛けたため、乗客の1人が骨折するなど3人が重軽傷を負いました。
報道によりますと、乗用車はそのまま逃走していましたが、バスのドライブレコーダーの映像などから追越しをかけた車を特定し、さる9月19日に運転していた男性を「ひき逃げ」などの容疑で警察が逮捕したということです。
乗用車は、バスや対向車には接触していませんでしたが、警察では強引な追越しが他車の安全を脅かしたものとみて「ひき逃げ」容疑を適用したものです。
事故の現場は、片側1車線で追越し禁止区間ではなかったのですが、カーブが連続していることから追越しをするにはあまりにも危険な場所でもありました。
強引な運転をして、非接触でもその行為が原因で他者にケガをさせて、そのまま逃走すると「ひき逃げ」容疑が適用されることがあります。
決して他車にブレーキを踏ませるような危険な運転をしないようにしましょう。
(シンク出版株式会社 2018.10.2更新)
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