先日、地域の交通安全講習会に参加したところ、警察署から派遣された交通安全指導員の方が「3つのライトで夜間事故防止」とドライバーに呼びかけておられたので紹介します。
3つのライトの1つ目は「早めのライト」です。「若いドライバーの皆さんは、夕刻はまだ明るいと感じているかも知れませんが、視力の衰えた高齢者の方はすでにかなり暗く感じています。車が近づいているのに気づいていないかも知れませんので、早めのヘッドライト点灯で危険な横断を防ぎましょう」。
2つ目は「上向きライト」です。「歩行者の夜間被害事故は、ほとんどが下向きライト=ロービームのときに発生しています。前の車や対向車のいない場所では、すぐにヘッドライトをハイビームに戻して前方の遠い場所の安全を確認しましょう」。
3つ目は「右=ライト(right)からの横断に注意」です。「夜間に、ドライバーから見て右方向から横断する歩行者を見落とす事故が多発しています。左から横断時よりも右から横断時の事故が目立って多いので、右側=ライト側に気をつけるようにしましょう」
皆さんも今日から「3つのライト」を意識して運転してください。
(シンク出版株式会社 2018.11.6更新)
本作品「点灯せ!心のヘッドライト」は、交通事故における死者数の3割を占める歩行者事故を取り上げた教育用DVDです。
子供と高齢者との事故防止策をドライブレコーダーの映像を交えながら解説しているほか、夜間の事故防止対策として、ハイビームの有効性について紹介しています。