最近、日本の航空会社の副操縦士がロンドンの空港における酒気帯び検査で、基準値の10倍のアルコール濃度を計測され逮捕されるという事件がありました。
別の航空会社でも、機長が前日にお酒を飲みすぎて乗務不能となり、機長交替で飛行機の出発が大幅に遅れたというニュースが報道されていました。
航空会社の飲酒管理は厳しいと思っていましたが、酒に負ける人はどこにでもいるようです。
報道を見て感じたことは、いずれも前夜の飲酒量が「ワイン2本+ビール4本」「ハイボールや酎ハイ計6杯」など、半端ではないという点です。
こうした人は、普段から多量にお酒を飲む習慣があり、それが当たり前になっているのではないかと思われます。翌日の朝早くから仕事があるなどの事情があっても、普段の飲酒習慣が出てしまうと酒気残りに結びつきます。
車の運転でも多量の飲酒習慣が大きなリスクとなります。航空業界では空港でのチェックなど2重3重のバリアがあって酒気残り運行そのものは何とか防げているようですが、一人で判断できる車の運転はより危険です。
自分の飲酒習慣を見直し、多量飲酒に陥らないように努力しましょう。
(シンク出版株式会社 2018.11.13更新)
このDVDでは、アルコールが運転にどのような影響を与えるか、その危険性を再現ドラマを交え、CG、実験で明らかにしています。
とくに「酒気残り」が運転に与える影響に注目し、体内のアルコール残量とドライバー本人の酔いの感覚とに大きなズレがあることを検証し、注意を促します。
また、飲酒運転の罰則も解説していますので、「飲酒運転は犯罪であり絶対に許さない!」と飲酒運転根絶を強く訴える内容です。
指導:金光義弘(川崎医療福祉大学特任教授)