国土交通省では、全国で約150万台はあるとみられている車検切れ車両の運行を排除しようと、昨年に全国5カ所で「ナンバー自動読取装置」を使った街頭検査を実施しました。
平成28年12月~平成29年1月に1週間行われ、調査した約39万台の走行車両のうち約1100台の車検切れ車両があったということで、これだけの無車検車があったことにビックリしました。
国土交通省では、この結果を受け順次全国でこの装置を導入する予定ですので、車検切れで摘発される車両が増えていくことは間違いありません。
車検が切れたままの車両は、整備が十分でないままの状態で運転することになりますから、重大事故につながる危険性があることはもちろんですが、自賠責保険が切れたまま走行している可能性も高くなります。
そうなりますと、人身事故を起こして損害を賠償しようにも自賠責保険が使用できないという事態になりかねません。
フロントガラスなどに貼ってある車検ステッカーや車検証の有効期間を確認して、車検切れの車を運行することがないようにしてください。
(シンク出版株式会社 2018.11.16更新)
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